今日から冬休み。
今日は外が少し暖かかったのと、明日の天候が悪いため今日撮り納めに行ってきました。
選んだのは、阪神。
8000系8237F。
8000系は急行系の主力で、1984年~1995年までに129両が新製され、現在6連19本114両が活躍中。
114両在籍に対し129両新製という、新製両数が6で割れない中途半端な数になっているが、
これは15両の震災廃車に対し3両(8523、8336、8536)が代替新製されたため。
なお、代替新製車と8249Fは震災経験なし。
元々は伝統の赤胴車だったが、リニューアルによりジャビットカラーになってしまった…。
広義の5000系だが、正確には5001型5013F。
急行系の「赤胴車」に対して「青胴車」と呼ばれる普通専用車である。
多くの鉄道会社が特急に専用車を用意する中、阪神は普通に専用車両を用意しているのが特筆されるが、これは、
・路線延長に対し駅数が多く、駅間距離が短い。
・特急や急行は106km/hの高速運転を実施している上に運転頻度が高い。
・高速運転する特急や急行の足枷になってはいけない。
ということから、素早く退避可能駅に逃げ切る加減速力が必要ということで、
起動加速度4.5km/h/s、常用最大減速度5.0km/h/sという国内最高水準の加減速力を持っている。
その高加減速から『ジェットカー』の愛称で呼ばれている。
尚、1995年に登場した5500系以降のジェットカーは起動加速度4.0km/h/s、常用最大減速度4.5km/h/sに落とされたが、代わりに5000系最大の欠点でもあった中高速域の加速力が大幅に改善され、
起動から僅か21秒で80km/hに、25秒で90km/hに到達してしまう。
さらに、5550系と最新鋭の「ジェット・シルバー」こと5700系はモーターのパワーがアップしたため、ジェットカーの伝統であった全軸電動軸を止め、
5550系は制御付随車を1両、5700系は両先頭車の先頭台車を付随台車にしている。
それでも5500系と同等の加速をするもんだから恐ろしい。
2017年の撮影はこれで終了。
来年はまた、開運号から撮り初めとしますか。
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