遂に、遂に!!
私の中での今年1番の目玉車両がやって来ましたー!!
C571+12系700番台『SLやまぐち号』!!
(貴婦人!!)
両方とも3月に入る予定だったのが、震災の影響で客車だけ4月に伸びてしまい、待つこと1カ月
遂にやって来ましたー!!
あまりの嬉しさにどう表そうか分かりません!
ただ、これは間違いなく今年の文化祭1番の目玉になります!!
その存在感はN700系にも負けません!!
せっかくなので、今までBlogではやったことのない『各車紹介』やっちゃいます!!
言わずと知れた『SLやまぐち号』本務牽引機、C571
その優美なスタイルから『貴婦人』の愛称を持つC57の、栄えあるトップナンバー機
1937年に川崎車両(現在の川崎重工)で製造され、水戸に配属された
1939年に宇都宮に転属。転属後、空襲被害(機関掃射)に遭遇して損傷するが、復活
戦後は東北本線を中心に活躍し、1949年に千葉へ、1954年に新津へ転属。新津時代はC57 180やD51 498との共演もあったらしい
1961年に羽越本線を走行中、土砂崩壊現場に突っ込み脱線・転覆
しかし半年強後、見事復活
1972年3月に最後の定期列車を牽引、5月にはお召し列車を牽引
9月に佐倉へ転属して鉄道100年記念特別列車を牽引後、10月に梅小路入り
梅小路入りは『保存を前提とした転属』扱いであり、実は今まで1度も車籍を抜かれたことがない、言うなれば
『現役蒸機』
(基本的に現在走っている蒸気機関車は『復活蒸機』という、1度車籍を抜かれたが再編入された機関車。しかし、C571とC56 160の2機は車籍を抜かれたことがない。そのため、本当の意味での『現役蒸機』として扱ってもおかしくはない)
1979年8月1日、山口線にて復活。これが現在も続く『SLやまぐち号』
山口線走行に当たり、煙突を100mm短縮して集煙装置を装備し、炭水車に重油タンクを搭載。集煙装置は度々外して運転されるが、外している時は回転火の粉止めを煙突に装備する
1995年に鷹取工場入場中に阪神大震災に遭遇。ボイラーなど至る個所を損傷したが、全て修復されて復活
2005年に重大な不具合を起こすが、全般検査時に全て修復されて復活
2006年に準鉄道記念物に指定(梅小路蒸気機関車館と、保存されている全ての蒸気機関車が対象)
2009年に炭水車の車体を新製し、現在に至る
復活してから今年で33年目
初登場から数えると74年目のシーズンを迎える『貴婦人』C571
これからも末長く活躍していただきたいものです
5号車:オハ12 703
オハ12 229を改造した『大正風』客車
1924年製のナロ20850型を参考にして造られた
天井は明かり取り窓の付いた2段天井で、座席は黄緑色
改造当初4号車を務めていたが、2003年に津和野側に密閉式展望デッキを新設し、5号車になった
また外観は木目調塗装で、クーラーを一体型カバーで覆っていた
(これは明治風も全く同じ。クーラーのカバーは展望車も同じ)
4号車:スハフ12 702
スハフ12 68を改造した『明治風』客車
日本の鉄道開業当初(つまり1872年!!)のイギリス製客車を参考にして造られた
座席は革張り、窓の日よけは鎧戸として、ランプ風の照明を設置
改造当初は5号車を務めていたが、オハ12 703に密閉式展望デッキが新設されたのに伴い、4号車になった
3号車:オハ12 702
オハ12 230を改造した『昭和風』客車
昭和初期の鋼製客車(オハ31系かスハ32系辺り?)を参考にして造られた
座席は茶色で、グローブ付きの蛍光灯を設置
改造当初は座席が緑色だった。また車体にリベット風の模様が入っていた
この車両のみ、実車の雰囲気に合わせて白色室内照明を装備
(後は全て電球色室内照明を装備)
2号車:オハ12 701
オハ12 227を改造した『欧風』客車
1880年代のオリエント急行客車を参考にして造られた
床に幾何学的模様のカーペットを敷き、窓に横引きカーテンを取り付け、天井は明かり取り窓の付いた2段天井とした
座席の上部にステンドグラス風の仕切りが取り付けられている
改造当初は緑色の塗装で、屋根に白色のカバーを取り付けていた
実は『SLやまぐち号』の1番人気で、展望車共々チケットが取り難い車両
1号車:オハフ13 701
オハフ13 59を改造した『展望車風』客車なのだが…、単に『展望車』でもいいだろう
1923年製のオイテ27000型(後の鋼体化によりスイテ37→マイテ58)を参考にして造られた
種車の便所・洗面所側に開放式展望デッキを設け、車掌室側は切妻化して見栄えを良くしている
床はカーペット敷き、窓に横引きカーテンを取り付け、天井は明かり取り窓の付いた2段天井とした
改造当初は赤茶色の塗装で、クーラーを一体型カバーで覆っていた
また一時期(※)を除き双方向で最後尾を務めていたが、オハ12 703に密閉式展望デッキが新設されたのに伴い連結方向が津和野側最後尾に固定された
オハ12 701と同じく『SLやまぐち号』の人気車両で、チケットが取り難い
また開放式展望デッキは津和野行きのみ立ち入り可能。新山口行きはC571の真後ろになり煙が入るとのことから立ち入り禁止となる
余談だが、このオハフ13 701は、現役最後のオハフ13型となってしまった
マイクロエースからもかつて『SLやまぐち号』が販売されていましたが、当時の私は頑なにマイクロ製品を嫌っており、手が出ませんでした
しかしTOMIXとなれば話は別
値段は気にせず、自身初の蒸気機関車牽引列車となり、さらにGWに実車に乗りに行くというサプライズまで!!
このまま蒸気機関車に嵌りそう…
実はこの製品、オハ12 703のテールライトとC571のヘッドライトが消灯可能になっている
これは非常に気になるんだけど…
もしや、TOMIXはC56 160とマイテ49 2を製品化しようと考えている?!
(※)実はあるシーズンのみ、C571とC56 160の重連運転が見られる
その際、かつて特急『つばめ』、『はと』などで活躍した展望車『マイテ49 2』が新山口側最後尾に連結される
この時に限りオハフ13の方転は必要無かった
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