松山からは、大手町まで歩いて、少しだけ伊予鉄道を撮影。
大手町は、日本でここと、隣の古町でしか見られない「郊外電車と市内電車が交差する」という珍しいシーンが見られるんです。
それを少しだけ…。
これは、市内電車が交差部を通過している場合(モハ72)。
当たり前だが、車道と歩道の遮断機は上がっている。
モハ72は、自社発注車モハ50形の後期形に相当する。
こちらは郊外電車が交差部を通過している場合(3310F)。
当たり前だが、車道と歩道の遮断機は下がっている。
3310Fは、元
ケチ王京王3000系のラストナンバー車3729Fを譲り受けたもの。
ケチ王京王3000系の内、3720F~の軽量ステンレス編成は全て3連化・VVVF化の上で、2009年以降に伊予鉄へ譲渡し、800系全車と700系の初期編成を廃車に追い込んだ。
(800系の一部は、その後銚子電鉄に譲渡されている。)
こちらは、郊外電車と市内電車が同時に来た場合(611Fとモハ2103)。
この場合は、郊外電車を優先し、市内電車を止める。
そのため、「電車が電車を止める」というシーンが見られる。
610系は、元
ケチ王京王車ばかりが占める現役の伊予鉄郊外電車で唯一の自社発注車で、1995年に投入された。(そのため、車体は1988年製の3310Fよりも新しい。)
下回りは
ケチ王京王5000系の制御器と東武2000系の台車・モーターを再利用している。
また、東武ブランドが非常に強く、特に車体の側面パネルは20000系と同一。
21814F・21815Fのお流れ品を流用したという噂が流れているのは内緒ね。
(モハ611←クハ21814。クハ661←クハ28814
モハ612←クハ21815。クハ662←クハ28815ではないかと推測)
モハ2100形はアルナ工機が開発した「リトルダンサー」のタイプSに相当する新型市内電車で、豆腐の愛称を持つ。
現在10両が在籍。
初めて平面交差を生で見ましたが、見惚れてしまいますね。
明日も少しここで撮影してから、高浜線と市内線を巡って道後温泉に入ってきます。
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